とある外大生の旅日記

とある外大生が、旅のこと、考えたこと、感じたことを思ったままに書いていきます。

初めての冒険の話

こんにちは、とある外大生です。

 

今回は、1人旅の話を書きたいと思います。

 

私は1人で何かをするのに抵抗がないタイプで、かつどこかにふらっと行きたくなるタイミングが定期的にきます。この2つが組み合わさると、1人でふらっと遠くへ行く、ということになります。実際に今まで何度かそういった経験があるので、今回はそのことを書いていきます。

 

初めて1人で遠出をしたのは、高校1年生の夏休み。横浜の大学のオープンキャンパスに行くために、1人で夜行バスに乗りました。自分で予約を取って、コンビニでお金を払い、ドキドキしながら1人でバスに乗り込みました。バスの中でどうやって過ごせばいいのかわからなくて、隣のお姉さんを横目で見ながら(靴を脱いで足置きを使うのか~)とか(充電コードはここに差せるのか~)とか(座席どうやって倒せばいいんだろう)とか考えていました。結局初夜行バスはあまり寝れなかった記憶があります。早朝の横浜駅に着いて、まだ開店前の誰もいない駅でトイレを探して1人で迷いました。トイレを無事発見し、カフェで時間をつぶし、大学に向かいました。目に映る何もかもが新鮮で、たくさん写真をとりました。

 

その日の夜行バスで帰る予定だったので、オープンキャンパスの後も夜中まで時間がありました。どうしよう、と考えて聞いたことのあるみなとみらい駅に行きました。駅がこれまた近未来みたいになっていて、おのぼりさんらしく見上げながらエスカレーターに乗り、外に出ました。夜ご飯の時間でしたが、おのぼりさんで1人ぼっちの私には飲食店に入る勇気もなく、コンビニでおにぎりを買って海へ向かいました。

 

お月様の形をしたホテルの前で、ぷかりさん橋のレストランの賑わいを見ながらコンビニのおにぎりを食べました。今考えるともっとほかの場所があったと思うし、よくできたなと思いますが、当時は景色がきれいだと思ってそこに座りました。

 

バスまでだいぶ時間があったので、数時間そこにいたと思います。海を見ながら、座っていました。何を考えていたのかは全く覚えていません。遠くで大きな雲ができるのを見ていました。どんどん大きくなって、黒くなって、すごく大きくて明るい雷が見えました。その時はあれどこなのかな、大丈夫なのかな、関東ではこんなことよくあるのかな、って考えていました。覚えています。しばらくたって雷も落ち着いて、ようやくバスに乗るために腰を上げました。今ならせっかく横浜に来たんだから、もっとすることあるだろ!と思いますが。でも当時は十分冒険でしたし、満足していました。

 

バスターミナルはそごう横浜でした。ここでも迷いました。矢印の通りに行っているのに、見つからなくて元の場所に戻ってしまい、1人でぐるぐるしました。ギリギリになって焦り始めた時、やっとバスの案内をしているっぽい蛍光色の服を着たお兄さんが見つかりました。ほっとして帰りのバスに乗りました。真夏の冒険、汗もたくさんかいて臭かったでしょう。隣の人も迷惑だったのではないかといまさらながら心配ですが、その時の私は疲労と満足と安心で隣の人などお構いなしに帰り道は熟睡でした。

 

本当は今までにした1人旅についていくつか書く回にしたかったのですが、初めての冒険だけでけっこうたくさんになってしまったので、また今度、違う冒険について書こうと思います。

 

では、今日もここまで読んでくださりありがとうございました。